事業報告 (2022年度)

1. 全国学会開催

第57回日本アルコール・アディクション医学会開催

  • 2022年9月8日(木)~9月10日(土)  仙台国際センター
  • 参加者数:1150名

第59回日本肝臓学会総会サテライトシンポジウムを共催で開催

  • 2023年6月17日 奈良県コンベンションセンター

2. 理事会の開催

理事会

  • 第1回2022年9月8日第57回日本アルコール・アディクション医学会会期中
  • 臨時 2023年2月19日 オンライン会議(機関誌投稿規程の変更等)
  • 第2回2023年7月2日 オンライン会議(決算中間報告、各賞選考結果等)

3. 委員会活動

1)総務委員会

  1. 理事会・委員会の開催:計3回(2022年11月22日、23年1月22日、同7月2日)。
  2. 会員・学術評議員管理:2023年6月1日現在 会員数1033名。
  3. 次回選挙の選挙管理:プロフィール任意提出により評議員の情報公開を行う。
  4. 京都事務局一本化による円滑な運営:事務局員の業務管理を行った。
  5. 学術総会表彰、総会への補助:学術総会表彰を行った。総会への補助は無し。
  6. 脳科学オリンピック日本大会への協賛:脳科連主催同大会に協賛を行った。

2)財務委員会

  1. 予算管理:各委員会から予算要望書を募り、精査の上で予算編成を行った。
  2. 決算管理:2022年度の決算を行い、単年で赤字170万円決算となった。
  3. 会費納入方法の多様化:2023年度より銀行口座振込みを可能とした。
  4. 会費納入率向上を目指した取組み:クレジット払い業者選定を委員会で行った。

3)広報委員会

  1. ニューズレターの発行:6-2号、7-1号を発行した。
  2. ホームページの更新、管理運営:随時ホームページの更新を行っている。
  3. ホームページ、SNSでの情報発信:6月にHP改修、新着情報を発信している。

4)医療保険委員会

  1. 診療報酬改定に対して未収載事項の要望提出。
  2. 診療報酬改定に対して既収載事項改善の要望提出。

5)学術総会担当委員会

  1. 委員長の各学術総会準備会議への参画:2023-24年度の総会準備会議に出席した。
  2. 学術総会長内定者への過去の学術総会資料の提供:過去の対応の問合せに応じた。
  3. 終了した学術総会の資料の入手と保管:過去大会の情報収集を行った。

6)編集委員会

  1. 機関誌の編集・発行:年4回と特集号で機関誌が発行された。
  2. 投稿論文の査読・採否の決定・編集:随時編集長副編集長と査読者で査読を行った。
  3. 機関誌オンライン化の対応:2023年4月より機関誌のオンライン化に移行した。
  4. 医学中央雑誌への収載の対応:医中誌との交渉を続けている。

7)専門医委員会

  1. 専門医機構の動向把握:専門医機構に問合せしているが返答がない状況である。
  2. 専門医制度の情報収集:専門医制度には医師が会員の8割を超える必要がある。

8)倫理・COI委員会

  1. 学会内における倫理・COI関連案件の対応: 関連業界との学会としてのルールの検討を行った。
  2. 寄附金の対応:AbbVie合同会社より寄附金の申出があり、委員会にて協議した。

9)学術賞選考委員会

  1. 柳田賞の授与: 2022年9月10日西谷陽子氏(熊本大学法医学)に授与され、受賞講演を行った。
  2. 柳田知司賞(柳田賞)の募集:2023年5月末までに1件の応募があった。
  3. 柳田賞の選考:選考委員会による応募者の業績等の審査を行い、神田秀幸氏(岡山大学公衆衛生学)を選考した。

10)若手賞選考委員会

  1. 若手賞の授与: 2022年9月10日小林七彩氏(東京医歯大)、楠井優香氏(富山大大学院)に授与。
  2. 若手賞の見直し: 若手賞には奨励賞と国際学会優秀演題賞が含まれていたが、後者を国際委員会が担当することとなった。今後は、学術奨励賞のみとし、委員会名を学術奨励賞選考委員会と変更した。
  3. 学術奨励賞の募集: 2024年総会での表彰を目指し2023年度募集を行う予定とした。

11)優秀論文賞選定委員会

  1. 優秀論文賞の選定:委員会にて選定を行い、野田哲朗氏(東布施野田クリニック)に授与することとなった。

12)国際委員会

  1. 関連する国際学会への派遣: 2023年8月ESBRAとJMSAASのジョイントシンポジウムをグラーツで開催した。
  2. 国際賞の見直し: 若手賞選考委員会と協議し、今後国際学会優秀演題賞は当委員会の担当となった。

13)学術委員会

  1. 学術的動向の把握・情報収集:本学会の学術的発展を委員会にて協議を行った。
  2. 学会の魅力向上に関する検討:領域横断的、学際的なシンポジウムにて魅力向上。
  3. 非学会員シンポジストの待遇に関する提言:待遇改善が必要である結論に至った。

14)将来構想委員会

  1. 将来構想検討会議の開催:計2回委員会を開催した(2022年10月、23年2月)。
  2. Neuropsychopharmacology Reports (NPPR)誌への運営関与:2023年1月特集号刊行。
  3. 会員アンケートの実施:2022年10月会員アンケートを実施した。

15)教育コンテンツ作成タスクフォース

  1. 教育コンテンツ作成の検討:著作権の問題等実現への問題点の洗い出しを行った。

16)ハームリダクション特別委員会

  1. ハームリダクションのあり方に対する検討:2023年度日本精神神経学会でハームリダクションのシンポジウムを行った。

17)二学会合同学術委員会 適正使用委員会

  1. 適正使用に関する検討:セリンクロの医療スタッフ向けe-learningが開始され、 受講者数は累計2000人を超えた。

18)二学会合同学術委員会 運転免許更新に係るワーキンググループ

  1. 警察庁との意見交換のための会議の開催:2023年6月警察庁職員と会議が行われた。継続した対話の場を設けることで合意。

19)二学会合同学術委員会 アルコール依存症の診断と治療に関するe-learning研修管理委員会

  1. e-learning研修の事業継続に係る管理運営: セリンクロ処方のe-learning研修の収入が日本肝臓学会と折半しており、収益で数年は運営を継続できる状況である見通しである。

20)依存症集団療法に係る研修会

  1. 依存症集団療法に係る研修会の開催:2022年12月研修会を開催した。

21)依存性物質及び嗜癖行動関連企業等への対応に関する特別委員会(企業対応特別委員会)

  1. 企業対応に関するルールづくりの一定の方向性を見出した。